今や、日本でも誰もが知っているハロウィーンですが、「ハロウィーン」という名前の由来を知っているでしょうか。
ハロウィーンの由来
ハロウィーンの名前は、「万聖節の前夜」を意味する(オールハロウズ・イヴ:All Hallows’ Eve)が由来です。
「hallow」という名詞(古期英語の”halga”が起源で「聖なる」という意味)は紀元後1500年以前の時代には、一般に「聖なる名士」、「聖人」を示しました。
11月1日に行われるカトリックの祝祭の本来の名前は「万聖節」(オールセインツ・デー:All Saints’ Day)ですが、「hallow」が名詞としての意味を失っていたこともあって、その前日はハロウィーンとして知られるようになりました。
ちなみに、スコットランド語で「Allhallow-even」と表記されていたものが、後に「Hallowe’en」と短縮形で書かれるようになり、(主にアメリカでは)1930年代末~1940年代にかけてアポストロフィ(’)が省略され始め、1948年頃には完全に消え、「Halloween」という現在最もよく見られる表記となりました。
参考
・ハロウィーンの文化誌 単行本 – 2014/8/21 リサ モートン (著), Lisa Morton (原著), 大久保 庸子 (翻訳)
・図説 ハロウィーン百科事典 単行本 – 2020/10/15
リサ・モートン (著), 笹田 裕子 (翻訳), 安藤 聡 (翻訳), 杉村 使乃 (翻訳), 成瀬 俊一 (翻訳)
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