世界の国歌について紹介します。
今回は、ラオス人民共和国の国歌『ラオス国歌』を紹介します。
歌詞
ラーオ語
ຊາດລາວຕັ້ງແຕ່ໃດມາ
ລາວທຸກທົ່ວຫນ້າເຊີດຊູສຸດໃຈ
ຮ່ວມແຮງຮ່ວມຈິດຮ່ວມໃຈ
ສາມັກຄີກັນເປັນກຳລັງດຽວ
ເດັດດ່ຽວພ້ອມກັນກ້າວຫນ້າ
ບູຊາຊູກຽດຂອງລາວ
ສົ່ງເສີມໃຊ້ສິດເປັນເຈົ້າ
ລາວທຸກຊົນເຜົ່າສະເໝີພາບກັນ
ບໍ່ໃຫ້ພວກຈັກກະພັດ
ແລະພວກຂາຍຊາດເຂົ້າມາລົບກວນ
ລາວທັງມວນຊູເອກະລາດ
ອິດສະຫລະພາບຂອງຊາດລາວໄວ້
ຕັດສິນໃຈສູ້ຊີງເອົາໄຊ
ພາຊາດກ້າວໄປສູ່ຄວາມວັດທະນາ
歌詞の意味
※英訳を基に翻訳
ラオスの人々は、祖国を永遠に讃えてきた。
心、精神、活力を一つにして
断固として前進し、ラオス人の尊厳を尊重し、高め、自らが主権者であることを宣言する。
あらゆる出自を持つラオス人は平等であり
帝国主義者や 売国奴が我々を傷つけることを決して許さない。
全人民は、ラオス国家の独立と自由を守る。
ラオス人は、国を繁栄に導くために勝利のために闘うことを決意しています。
成り立ち
ラオス国歌は1941年にソンディ・ソンソーンビチットによって作詞・作曲され、1947年に「ラオス王国」の国歌として承認されました。
1893年にフランスの植民地となったラオスでは、フランスの人気曲が広く国民に親しまれていました。
ソンソーンビチットは、そうしたヒット曲を数多く書いた人気作曲家でした。
社会主義国となった1975年には、政治家として活躍したシサナ・シサネが書いた歌詞に変えられ、1991年8月14日に開かれた議会で採択され、大統領によって発布されました。
歌詞には、「帝国主義者」や「反逆者」といった言葉が出てきますが、これは長い間フランスに占領されていたことに対する怒りと反省の気持ちが込められています。
ラオスでは、小学校や中学校、高校では、国旗が掲げられる月曜日と金曜日の朝礼に、全校生徒が声をそろえて国歌を斉唱します。
テレビでも朝と夕の2回、それぞれ7時に国家が流され、全ての国民が動きを止めて聞き入る習わしとなっています。
参考
・世界の国歌・国旗 単行本 – 2020/3/27 弓狩 匡純 (著)
・ເພງຊາດລາວ. ວັນສຸກ, 24 ພ.ພ 2013 10:00
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