世界の国歌 モンゴル国『モンゴルの国歌』(Монгол Улсын Төрийн Дуулал)

国歌
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世界の国歌について紹介します。

今回は、モンゴル国の国歌『モンゴルの国歌』を紹介します。

歌詞

モンゴル語のキリル文字

I
Дархан манай тусгаар улс
Даяар монголын ариун голомт
Далай их дээдсийн гэгээн үйлс
Дандаа энхжиж,[c] үүрд мөнхжинө.

Хамаг дэлхийн шударга улстай
Хамтран нэгдсэн эвээ бэхжүүлж
Хатан зориг, бүхий л чадлаараа
Хайртай Монгол орноо мандуулъя.

II
Өндөр төрийн минь сүлд ивээж
Өргөн түмний минь заяа түшиж
Үндэс язгуур, хэл соёлоо
Үрийн үрдээ өвлөн бадраая.

Эрэлхэг Монголын золтой ардууд
Эрх чөлөө жаргалыг эдлэв
Жаргалын түлхүүр, хөгжлийн тулгуур
Жавхлант манай орон мандтугай.

歌詞の意味

1.
清きわれらが独立国家
モンゴル人の聖なる血筋
全世界の良き行為よ
永久に厩と我等と共にあれ

全世界の正義ある
国と絆を強め
発展させよう 愛しきモンゴルを
すべての意志と力で

2.
全世界の正義ある
国と絆を強め
発展させよう 愛しきモンゴルを
すべての意志と力で

われらが大国の象徴は
民の運命を支える
我が家系、文化と言語を
心に抱き栄えさせん

勇ましきモンゴルの賢き民に
自由と幸福あらん事を
幸福への鍵 発展の支えで
モンゴルは栄えん

成り立ち

モンゴルの国歌は、これまで何度も変更されてきました。
1924年から1950年まで使われていた国歌は、当時の旧・ソ連の国歌『インターナショナル』に倣い、『モンゴル・インターナショナル』と題されていました。
ただし曲は、モンゴル民謡を基にしたメロディーが使われていました。

現在の国歌は、モンゴルの近代文学の基礎を築いた作家のツェンディーン・ダムディンスレンが作詞し、曲はロブサンジャンビーン・ムルドルジとビレギーン・ダムディンスレンの共作です。

1961年に共産主義や共産党への言及を含むように若干変更されました。
この国歌は、共産主義的な労働者の歌である「インターナショナル」に代わるものであった。


1990年には、社会主義を放棄し、一滴の血も流さずに、大統領制に移行しました。
この時には、レーニンやスターリンといった社会主義の指導者たちを讃える歌詞が取り除かれ、元の歌詞に戻されました。

2006年7月にも再び、「革命」といった言葉を「独立」に置き換え、「敵に屈しない」といったような好戦的な文言が歌詞から無くなりました。

参考

・世界の国歌・国旗 単行本 – 2020/3/27 弓狩 匡純 (著)
The Mongolian National Anthem

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