世界の国歌 スウェーデン王国『古き自由な北の国』(Du gamla, du fria)

国歌
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世界の国歌について紹介します。

今回は、スウェーデン王国の国歌『古き自由な北の国』を紹介します。

歌詞

1.
Du gamla, Du fria, Du fjällhöga nord
Du tysta, Du glädjerika sköna!
Jag hälsar Dig, vänaste land uppå jord,
Din sol, Din himmel, Dina ängder gröna,
Din sol, Din himmel, Dina ängder gröna.

2.
Du tronar på minnen från fornstora dar,
då ärat Ditt namn flög över jorden.
Jag vet att Du är och Du blir vad Du var.
Ja, jag vill leva jag vill dö i Norden,
Ja, jag vill leva jag vill dö i Norden.

歌詞の意味

1.
汝は古代、汝は自由、汝は山の山々
汝は静かに、汝は喜びに満ちた(そして)公正なるもの。
地球上で最も美しい土地、汝に挨拶する。
汝の太陽、汝の空、汝の草原は緑。

2.
汝は古き良き時代の記憶の上に鎮座している。
尊い汝の名が地球上に飛び交っていた頃の記憶の上に、汝は鎮座している。
私は、汝がかつての姿のままであることを知っています。
そう、私は北の地で生き、北の地で死にたい。

(翻訳が正確でない可能性があります。)

成り立ち

スウェーデンの国歌『古き自由な北の国』は、元々、国家として作られたわけではありませんでした。
ヴェストマンランド地方に伝わる民謡に、民族学者であり詩人でもあったリカルド・ディーベックが歌詞を付け、1844年に開かれた民族音楽の祭典で初めて披露された楽曲です。
ディーベックは全国を隈なく歩いてまわり、多くの民俗学的資料を集め、北欧古語である「ルーン」の解読や研究に貢献した人物として知られています。

北欧の豊かな自然を讃えたこの歌は、1845年に発行された『スウェーデン民謡選集』に収められて以来、国民が好んで歌い、19世紀末までには、スウェーデン人であれば誰もが歌えるほど有名な曲となりましたが、現在も国歌として法制化されていません。
それでもスウェーデン人にとってこの曲はとても身近な存在で、子供の誕生日やホームパーティー、結婚式など、親しい友人が集まる場でも盛んに歌われています。

参考

・世界の国歌・国旗 単行本 – 2020/3/27 弓狩 匡純 (著)

sveriges kungahus Nationalsången

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