「いじめ撲滅!!」とか、「いじめをなくそう!!」みたいなスローガンを良く見ますが、いじめがなくなるのでしょうか。
今回はいじめがなぜ無くならないのかについて解説していきます。
いじめはなくならない
まず初めに、結論を述べると、現状維持だと、いじめはなくなりません
逆にいうと、対策次第では、減らすことはできます。
極論を言うと、「学校中のあらゆる所に監視カメラを設置して、少しでもいじめが起こったら、加害者は停学または退学」としたら、相当いじめは減ると思います。
しかし、実際には、費用の問題や生徒のプライバシーの問題など、様々な問題があるため、実現は難しいです。
では、どうしたらいいのかというと、「人の意識を変える」ことだと思います。
子供だけでなく、教師や親、更には社会の人間全体の意識を変えることが必要です。
いじめは人間の本能である
「人間はそもそも、いじめをする生物です。」と言うと、反発する人もいると思いますが、残念ながら、これは事実です。
人間と他の生物との一番の違いは何だと思いますか?
それは社会性です。人間は社会を形成して、生活しています。そして、社会を維持するためには規範が必要です。無法地帯では、争いが絶えません。
では、社会を形成する人間の中で、規範を破る人がいたらどうしますか?
答えは簡単で、制裁を与えます。現在の法律も、「社会の規範を破った人に制裁を与える」という基本の下に成り立っています。
では、学校という小さな社会の中で、子供の考える「規範」から外れた人はどうなるでしょうか?
当然、制裁をうけます。
子供の「規範」が大人から見たらどれだけ幼稚で、意味のないものだとしても、子供たちの間では、それが絶対のルールなのです。
つまり、「人間は社会を維持する」という、目的で、本能的にいじめを行ってしまうものなのです。
いじめは「起こるもの」という前提で考える
現在の日本社会では、「いじめは本来起こるはずのないもの」とされています。
だから、いじめが起きればマスメディアは連日学校の対応などを批判し、「いじめはあってはならない」と繰り返します。
しかし、上記で述べた通り、人間はそもそもいじめを行う生物です。
だから、「いじめが起こって当然」と考えるべきなのです。
そのうえで、出来る限りいじめを減らし、重大ないじめに発展するのを防ぐ必要があります。
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