毒親の定義とは?「毒親」の概要について解説

人間関係
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今回は、近年よく聞くようになった「毒親」の概要について解説していきます。

毒親の定義

「毒親」という言葉は、アメリカの医療関係のコンサルタントなどを行っているスーザン・フォワードが1989年に出版した書籍『毒になる親 一生苦しむ子供』で、初めて使われた言葉で、学術用語ではありません。

書籍『毒になる親 一生苦しむ子供』の中で、著者のスーザン・フォワードは、「毒親とは、子供の成長にとって『毒』となる親」としています。

また、殴る蹴るといったわかりやすい形の虐待だけでなく、はたから見れば大事に育てているようでも、目に見えない『毒』をその言動に忍ばせているケースも多いです。

毒親は身近な問題!?

日経DUALの2017年4月28日に掲載された記事によると、

「今回、特集を展開するに当たり、まずは読者アンケートを実施。236人(女性215人、男性21人)から回答を得た。回答者の平均年齢は39.2歳、93.6%が現在結婚しており、97%に子どもがいる。

毒親という言葉を聞いたことがありますか、という質問には、87.3%が「ある」と回答。また「ご自身の両親が『毒親』だったなと感じることはありますか(ありましたか)」という質問には、43.2%の人が「よくある(あった)」と答えた。「たまにある(あった)」と回答した29.2%の人と合わせると、72.4%の人が両親を毒親と感じた経験があることになる。

一方、自らの子育てにおいて、「あなたは自分自身が『毒親』だなと感じる/心配になることはありますか」という質問には、71.6%が「よく心配になる」「たまに心配になる」と回答した。」

となっており、

自分の親が毒親であったと思う人と、自分が毒親かもしれないと思う人は、どちらも70%を超えています。

しかし、「毒親」というのは、あくまでも子供側が判断するものなので、自分が毒親かもしれないと思う70%の人全員が毒親とは限りませんし、むしろ自分は毒親ではないと思っている30%の方に毒親がいるかもしれません。

毒親の分類についてはこちら

完璧な親などいない

まず、当たり前の前提として、完璧な人間はいません。

同様に、完璧な親もいません。親が完璧主義で何でもできる人だとしても、逆に子供は普段から緊張が抜けないでしょう。

子は生まれながらにして子ですが、親は生まれながらにして親ではありません。私たち人間は、子として生まれ、少しずつ親になる準備をしていきます。

毒親が子供に与える影響についてはこちら

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